wpadってなんですか・・・?

ある日ある時、上司から「wpad使ってプロキシ通すから、環境宜しく」と
言われた。

「はあ、wpad・・・ですか」
「大丈夫大丈夫。すぐできるよ」

ダブルパッドってナニ?女物の下着ですか?としか思い浮かばないカスである自分に、ググる以外の道は無し。
ここで間違っても「wpadってナンデスカ?」などと聞いてはいけない。そんなことを聞いたが最後。コンピュータペンシルを使おうとしたのび太に対するドラえもんの目で1週間は蔑まれること請け合いだ。そしてそのストレスに耐えられず会社を辞め、不況の中再就職先も見つからず、人生に絶望して堕ちる所まで堕ちて行くハメになるのだ。恐ろしい。これがパワハラか。(妄想だ)

とりあえずwpadとは、DNSDHCPを使って、ブラウザが使用するプロキシサーバのアドレスを自動配布する方式…と言うのは解かった。設定も、上司が言う通り、大したことなさそう。

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[BGM:NHK今日の料理]
【必要な物】
DNSDHCPサーバ(今回はDNS
IISが稼動しているサーバ(WEBサーバ)
wpad.datというファイル名のスクリプトファイル


【手順】
1:ドメイン環境を作る(これはもうあるからおk)
2:DNSに、wpadという名前のAレコードかCNレコードを作って、
 IISが稼動しているサーバのアドレスを登録する。
3:WEBサイトから適当に拾ってきたサンプルスクリプトファイルの中の、
 プロキシのアドレスを指定する部分だけ書き換えて、IIS
 ルートフォルダに突っ込む。
4:各クライアントのIEの設定で「プロキシの設定を自動検出」にチェック
 もしくは、相当するポリシーを配布。

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以上。なんだ、簡単簡単。
そう思ったんですけどねぇ・・・
一応設定を終えて、テスト稼動させてみる。普通に、インターネットにアクセスできた。よしよしと。で、WEBサーバのアクセスログを見てみると

・・・プロキシ通ってない。
というか、nslookupでwpadを引いてみたら、名前解決すらできてない模様。他のPCとかは大丈夫なんですが・・・
設定を1から見直してみても、おかしい所は見つからない。でも、そこは新人。
絶対に設定を見落としてる。だって自分新人だもん。
そう信じて、色々見直すも、やっぱり結果は変わらず。
で、ふと思った。ググって収集した手順は、どれもWinServer2003のもの。今設定しているDNSは、WinServer2008。アヤシイ。
そう思って調べてみたら・・・あ。

「WinServer2008では、wpadというネームエントリはグローバル拒否リストに
登録されているのがデフォ」

そーですか。そりゃあまともに機能しないわけだ。こりゃ、一本取られたな。いいか、その一本は果てしなく無駄な一本だ。後悔するぞマイク〇ソフト。
ともかく、wpadを拒否リストから外し、再度挑戦。
これで上手く

・・・いかない・・・ねぇ・・・。

名前解決は出来てるのに、まだプロキシは通っていない。
やめやめ。疲れた。「人生、諦めが肝心」って、人生を諦めちゃった人が言ってた。
今日はもう帰って寝る。

一応、後日解決は出来たので、そちらはまた明日にでも。